こんにちは、2号です。
今日は、沖縄中古不動産活性化協議会が主催する不動産セミナーに参加してきました。
中古住宅の価値を高めるためにも役立ちそうな『住宅ファイル制度』についても学んできたので、ご紹介したいと思います。
沖縄中古不動産活性化協議会について
沖縄中古不動産活性化協議会は、
■(公社)沖縄県不動産鑑定士協会(不動産評価担当)
■OKINAWA型中古流通研究会(住宅診断・長期修繕計画担当)
■沖縄県中部宅地建物取引業社会(不動産流通担当)
■コザ信用金庫(金融担当)
という、4つのプロフェッショナル団体によって構成された協議会です。
単体でも十分頼もしいのに提携しちゃうなんて、今後の展開が楽しみですね!
不動産鑑定士協会と金融機関がタッグ! その効果とは?
個人的に特に注目したいのは、不動産鑑定士協会と金融機関であるコザ信金さんとの提携。
現在の中古不動産流通の問題点のひとつとして、「金融機関の担保評価と不動産鑑定士による評価の価額差」があるそうなんです。
なぜ差が出るのかというと、不動産鑑定士が住宅のリフォーム履歴やメンテナンス履歴を考慮して評価するのに対して、金融機関は規定の数式に当てはめて算出(メンテナンス等の考慮無し)するからだそう。
担保評価が低いと、住宅ローンの融資金額や借入年数も少なくなってしまうので、売買においては、買主さんにとって「買いにくい物件」になってしまいますよね。
そうなるとますます「古い物件=不安な物件」というイメージになり、売主さんも「売れるか不安=メンテナンス工事に踏み切れない」という悪循環に。。。
そこにきて、不動産鑑定士協会と金融機関の提携はなにやら「新しい扉が開いた」感があります!
不動産鑑定士による建物の「適正な価格」が金融機関でも評価されるとしたら、良質な中古物件の流通にもつながりそうですね。
『住宅ファイル制度』ってなぁに?
「住宅ファイル」とは、それぞれの専門家が物件の調査・評価をした結果をまとめた報告書です。
沖縄中古不動産活性化協議会は、「住宅ファイル制度」によって、担保評価の見直しに取り組んでおられます。
↓内容についてはこちら!(ラクガキすみません!)
この制度は、売主さんにとっても買主さんにとっても安心できるもなので、今後どんどん重要になってきそうですね。
コザ信金さんでは、住宅ファイル作成にかかる費用も、住宅所得資金として住宅ローンに組み込むことができるそうですよ。
今回のセミナーの感想
不動産会社のスタッフとしても個人的にも、とても興味津々な内容のセミナーでした。
中古住宅の売却をお考えの方は、ぜひこのようなセミナーをご利用になってみてください。
売却価格UPのヒントを得られるかもしれません☺︎
【参考URL】
沖縄中古不動産活性化協議会 公式Facebook