「電磁波の人体への影響って、実際どうなの？」

こんにちは、２号です。

最近、お客様からこんなご質問をいただきました。

「建物のすぐ近くに柱上変圧器があるんだけど、電磁波による人体への影響はあるの？」

該当の建物を調べてみると、確かにすぐ隣に何やらゴツいのがありました！

↓マンションなどでよく見かける、この子です。※これはネットで見つけた参考画像です。

たしかに電線に囲まれているし、何か発していそう！

・・・ですが、結論から言うと、人体への影響は心配ないそうです！

せっかくなので、今回調べたこと（情報ソース）について書いてみたいと思います。

お客さまからのご質問を受けて、まず電力会社さんに問い合わせたところ、以下のような回答をいただきました。

「変圧器からの電磁波はごく微量なので、１m以上離れていれば人体への影響はありません」

これだけでも十分安心なのですが、何か根拠となるデータが無いかと思って調べてみたところ、ネットでこんな機関を発見！

電磁界情報センターさん。

一見難しそうな電磁波についての研究結果やWHOの見解などを、とてもわかりやすく解説しています。

以下は、電磁界情報センターさんによる「送電線・変電所からの磁界の健康影響について」の説明。

健康影響

瞬時的な（短期的な）影響

電力設備などから発生する超低周波電磁界をあびると体の中を電気が流れます。普通の生活環境であびる数百倍にあたるような強い電磁界をあびると、その影響で神経や筋肉の活動がさまたげられることがあります。さらに強い電磁界では、心臓の働きに影響を与えることがわかっています。しかし、普通の生活環境において、そのような強い電磁界は存在しません。したがって、送電線・変電所からの磁界が健康に悪影響を及ぼすことはないと考えられます。

長期的な影響

磁界：
平均で0.4マイクロテスラ（μT）以上の磁界を浴び続けると、小児白血病の発生率が2倍に増加するという統計的な関係が示されています。しかし、生物学的メカニズムや動物実験での根拠は見つかっていません。したがって、全体として小児白血病に関連する証拠は、因果関係と見なせるほど強いものではありません。また、その他の病気への影響については、小児白血病に関連する証拠よりもさらに弱いと言われています。

電界：
普通の生活環境において人体の健康に影響を及ぼすことはないと考えられます。

だそうです！

ちなみに、送電線や家電の磁界の強さを図解したものがこちら。