■知る効くマネーガイド1(2010年5月7日掲載)
狙い目は築25年以内
・価格と立地が利点
中古住宅を購入するメリットは、なんと言っても「新築に比べて価格を押さえられること」と「選べる立地条件」です。生活利便の良い人気エリアで新築条件を建てるには、土地探しや価格面でも難しいですよね。中古住宅なら条件に合う土地が比較的探しやすく、価格も新築に比べ割安に購入することができます。
・性能判断が難しい
一方、中古住宅のデメリットは、築年数がたっていることで生じる建物の劣化や建物の性能の判断がしづらいところです。
キッチンや浴室などの設備も取り替えやメンテナンスなどが早期に必要になることもあります。
・状態によって減税
住宅購入の後押しとなるのが住宅ローン減税など各種の優遇措置。中古住宅でも必要な要件を満たせば各減税が適用されます。それらの適用要件のうち注目なのが、「鉄筋コンクリート造(RC造)の場合は築25年以内であること」です。築25年を超えるRC造は、その他の要件を満たしていても「耐震基準適合証明書」の発行がなければ、住宅ローン減税や住宅取得時にかかる税金控除を受けることができないので注意が必要です。