■知る効くマネーガイド4(2010年8月6日掲載)
増築部分の登記確認を
中古住宅購入のため、住宅ローンの審査を申し込んだら「増築部分が未登記なので審査ができない」と言われたMさん。この場合、未登記部分の登記にかかる費用は誰が負担するのだろう?
中古住宅を購入するため住宅ローンを利用する際は、建築後に増築された部分もすべて登記されている必要があります。本来ならば売買契約前に宅建主任者による重要事項説明で増築部分が未登記であることの説明が必要ですが、まれに業者にの確認不足でその説明が十分になされないことがあるようです。まずは、そのことに関して宅建業者に説明を求めましょう。
増築部分の登記にかかる費用は、その規模にもよりますが10万円以上かかると思った方がよいでしょう。また、増築部分を登記することで固定資産税が増額することも考慮しなければなりません。
登記にかかる費用負担に関しては、宅建業者を交え売主と相談する必要があります。売主が負担してくれるのであれば安心ですが、そうはいかない場合もあります。どうしても購入したい場合は買い主が負担するのもやむを得ません。